北京4日間③日目

朝8:00出発。天気曇り。この日は雨は降らなかったが、気温は低かった。暖かい上着を持ってきてなかったため、朝から寒いとは思っていたけどしょうがなくそのまま出かけた。
今日は北京の市内観光で、午前中は天壇公園、午後は胡同を輪タクで周るOPコースと、北京動物園の見学、夜は雑技団のOPがある。
その合間に博物館という名の骨董品見学販売。この骨董品というのは例えば水晶の置物とか、虎の彫り物とか、とにかくちょっと「お高い」ものを展示してあるものを日本語の上手なスタッフがひとつひとつ説明してまわり、売りつける、というもの。あぁ。ほんとうんざり…。
ちょっと年配のお客様なんかだと、これが興味を持ち出して本当に高い買い物をしてしまうから始末が悪い。それも「ダメ」とは言えない。それは本当に価値のあるものなのかどうかは、結局本人の判断なのだから。美術品とか、結局そうなのか。なんだかわからなくなってきた。結局私が納得いかないのは、「売ること」ではなく「売り方」なのかもしれない。中国人のその売り方。物価の違いがそうさせるのか?ものの値段が表示されていない、自由に買い物ができない、販売スタッフがしつこい…。
冷静に考えればそれが中国らしさで「郷に入れば郷に従え」ということなのかもしれないけど。
朝一で天壇公園を見学しているときから、身体が寒くて体調が悪かった。吐き気が止まず、頭痛がして寒気がした。寝不足で疲れているのに昨日夜中に餃子食べてビール飲んだからだ、と思った。お昼ごはんになって、朝食は抜いていたけど全然食欲がなく、お昼は"刀削麺"という粘土のような麺の塊を、彫刻刀のようなもので一本一本削ってお湯の中に落として茹で上げる麺料理だったので、実はこれは食べたことがなかったので、食べてみることにする。そしてそのほかに出てきた料理も食べる。したら少しお腹がいたくなってくる。
午後から胡同の輪タクめぐりで、約1時間のコースを巡る。胡同は初めてだったのでホントは楽しみにしていたのにそれどころじゃなく吐き気がもよおしてきた。ずっとしんどく、立っているのもつらかった。4日間便秘なのも原因だと思う。下腹部がカチカチ。やっぱお昼ご飯食べるんじゃなかった。
バスに戻り、北京動物園へ。キンシコウという孫悟空のモデルにもなったサルと、パンダを見に行く。移動中、どうにかして動物園の間だけでもバスの中で寝ていられないか、ガイドに相談しようかどうか迷うくらいしんどかった。でも迷っているうちにバスは動物園に着き、バスから降りる。この動物園は半端じゃなく広くて、キンシコウを見るのにかなり歩く。私はお客さんの最後尾を歩いていたから楽だった。ふらふら歩いていたらお客さんからずいぶん離れてしまった。そしたら急に吐き気が。トイレまでもたずに近くの芝生の上に吐いた。
見物人もけっこういたと思う…が、気にする余裕もない。
吐いたらすごく楽になり、それからは元気に歩けるようになった。あ〜つらかった。
ほんと思い出すとまた気持ち悪くなってくる。
この日は夜も食べず、雑技のOPも他のスタッフが行ってくれ、ホテルに戻る班の担当にしてくれた。おかげで18:00くらいにはホテルに帰ることができた。すぐにベットに入ったが、頭痛は止まずに眠れなかった。21:30くらいに打ち合わせでロビーに下りてくるように言われ、着替えて下に下りた。まだみんな仕事をしていた。当たり前か。申し訳ない気持ちでいっぱいだけど、今日はほんと無理、てかんじだった。明日はチェックアウトなので、「早番で6時にはロビーにスタンバってますから」とガイドに伝え、部屋に戻り眠った。